生命保険の賢い選び方

それでは具体的にどのような保険の選び方をすることが可能なのでしょうか。最初に基本的なことになりますが、生命保険は以下の三つにわけることができます。・定期保険…「掛け捨て」と呼ばれる死亡のみを保障する保険。そのため、貯蓄としての要素は無い。途中解約の場合、解約返戻金は一般に少ないことがほとんど。

保険料が他の保険に比べると安い。・終身保険…生涯にわたって保障される保険。死亡した場合は必ず保険金が支払われる。保険料は若干割高。途中解約の場合、解約返戻金は多少出るが、それまでに払い込んだ保険料よりは少ないことが多い。これに関しては、会社によってだいぶ差があるため、確認する必要がある。

・養老保険…保険有効期間内に死亡した場合、保険金が支払われる。満期時、生存していた場合、返戻金として保険金額とほぼ同額、さらに配当金も支払われる。但し、保険期間などで異なる場合もあるため注意が必要。保険を見直す際、これらの保険を全てやめてしまう、又は何かしらの保険には入っておく、この二つのどちらかを改めて選択することになります。やめる場合は解約手続きをすることになりますがこれについては後述します。一方引き続き入っておくという場合、私達は実に様々な保険の選び方をすることできます。以下に

①全く違う会社の保険に入りなおす。

②保険金自体を増額、減額する。

③主たる契約を残し、それに付随する特約のみを解約する。

④「払済保険」…保険料の払い込みをやめ、その時点までの解約返戻金でもっと保障額が少ない保険、主に養老保険に変更する。この形を取ると解約ではないため保険期間が変更されないですむ。但し特約の保障は消滅する。

⑤「延長保険」…保険料の払い込みをやめ、その時点までの解約返戻金で、これまでと同じ保障の定期保険に変更する。

自分自身の年齢や健康状態、今まで入っていた保険などによってはこのような形に変更できないこともあります。しかし保険1つの選び方に関して、何通りものパターンがあるとのを知っていることは保険を見直す際に大変役立ちます。「保険を見直す=解約」というわけではありません。ライフスタイルによって選び方は色々ですが、せっかく今まで支払ってきた保険。損の無いようにしたいですね。