無料の保険相談サービスの本音レポート!

予約前 〜本当に信用できるのか?

ややこしくて面倒な保険の比較を、保険に精通したプロのFPが分かりやすく提案・アドバイスしてくれる。保険マンモスのサービスとその評判くらいは耳にしたことがありましたが、実際に利用してみる気にはなりませんでした。なんとなくですが、うさん臭いイメージがあったからです。

保険マンモスに登録しているFPさんは、パートナーFPとしての登録料を支払っています。ユーザーがサイトを無料利用できるのはそのためで、FPさんとしては、登録料が発生している分、保険マンモスからの経由客はなんとしてでも契約につなげたいはずですよね。

このことから、言葉巧みにいい加減な保険を勧められたり、ただFPさんにとって利益の高い商品を推されたりするのではないかと不安でした。相手は百戦錬磨のプロです。独自の未来会計論を展開して反論できるだけの知識なんて、私にはありません(みんなそうですよね)。

私の気が変わったのは、同サイトにあるイエローカード制度という仕組みを知ってからです。

もし登録FPが押し売りのような行為を働いた場合、保険マンモスに“告げ口”すれば相応のペナルティを与えてくれるというのです。

具体的には、担当から降ろす、被害内容によってはパートナーFPの抹消まであるそうです。この制度のおかげでいくらか気が楽になり、お試しぐらいの気持ちで予約を取ってみることにしました。

予約 〜メールでやり取り

無料相談フォームに個人情報を入力。これは簡単なのですぐに完了。今後のやり取りをメールにするか電話にするかを選べるので、好きな方を選択します。私はメールにしました。

担当FPとの面会はどこで行うかも希望を通すことができます。自宅にするとFPさんが出向いてくれますが、私は都合により職場近くのカフェまたはFPさんの事務所にお伺いすることにしました。

予約登録の翌日、保険マンモスより担当FPが決定したという旨のメッセージを受け取りました。私の希望通りだったのでこれを了承、後は当日を向かえるだけです。

また、メッセージの最後には、「できる限り事前勉強して行った方が有益な時間になりますよ」と、基礎知識について書かれたページ(保険マンモス内)のURLが記されていました。確かに、時間を有効に使うためにも事前勉強は重要なことだと思います。 このメールの数時間後、担当FPの方から改めてご挨拶のメールをいただきました。

面談当日 〜どんな提案をしてくれるのか?

担当FPさんの事務所にて面談です。清潔感のあるオフィスで、職員の皆さんは驚くほど礼儀正しい方々でした。担当FPさんも丁寧な方で好感が持てます。軽い世間話の後、今回希望する医療保険についての相談に入ります。

はじめにFPさんがおっしゃったのは、「保険は正しい・正しくない、損か得かではなく、自分の考えに合うか・合わないかで判断してください」ということでした。

確かに、万人に正しい・お得な保険なんてありません。人生何が起こるか分からないなかで、自分が「これには備えたい」と思う保険に入るべきだと思います。それを前提としたうえで、FPさんは私が既に加入している県民共済(総合保障型+医療特約)の内容に目を通します。

「別に問題ないと思います」

はい?! 私はどこかで共済保険に変わる「何かいい保険」の提案を期待していたため、けっこう拍子抜けです。まさかの開始5分で面談終了かと思いましたが、流石にそれはありませんでした。ここでFPさんは、過去の相談者さんのケースと、保険の実情について話してくれました。

実は、私のような相談者はかなり多いのだそうです。現状はこれでいいけど、将来を見据えたとき、共済だけの保障になんとなく不安を感じるんですね。

共済を選んだ理由も、金銭的な理由のほか、「ただ選ぶのが面倒だった」「気持ち程度で加入した」など人それぞれなのだとか。私はというと、(恥ずかしながら)今挙げた3つの理由を足して3で割った感じです。

また保険の実情でいうと、そうしたケースの人が歳を重ねた後に慌てて民間の保険に入ろうとしても、保険料がネックになったり、既往歴が問題で加入そのものを断られたりと、想像以上にハードルが高くなるのだそうです。保険料のみならず、医療費は今後値上がりしていくでしょうし、そうなる前に対策するのが得策だと説明を受けました。

ただ、これはあくまで「相談者さんに多かったケース」だと念を押されました。しょせんは参考データとして伝えただけで、私が何を必要とし、どういう事態に備えたいかが重要だというのです。

私が備えたいのは、長期入院や先進医療など、莫大な費用を要するリスクです。できるだけ無駄な保険料をかけず、とにかく合理的な加入の仕方をしたいと伝えました。

ここでこのFPさんの本領(?)発揮です。

長期とはどんな病気を患っての想定なのか?
どれ程まとまったお金を用意したいのか?

がん、心臓病、脳卒中でもケースにより異なること、病院は思っている以上に長期入院をさせてくれないこと、あらゆるデータと実例を挙げて詳しく説明してくれました。

会話をしながら思ったのは、このFPさんは私の希望をくみ取り、掘り下げたうえで備えるべき保障を簡潔に提案してくれる人だということです。

この人ほどのキャリアなら、私の希望をバランスよくカバーするような商品を何点か思いつき、すぐに商談に持っていけるくらいの実力はあると思います。それをせず、私の意思をしっかり確認しながら商品を選別してくれている、そんな印象を受けました。

面談結果と感想

最終的に提案されたのは、S社の日額5000円・1入院730日型に三大疾病・先進医療特約を付加した終身型保険でした。働き盛りの間だけでも保障を手厚くしたいなら、これにM社の日額3000円・定期型保険(60日型)を付けても良いだろうということ。

気になる保険料は、終身型医療保険が月5000円弱、定期型は1500円程度なので毎月約6500円の出費です。

すべて私の希望に基づいての提案でしたが、ちょっと考え直したいこともあり、この日の返事は保留ということにしました。というのも、保険料が思ったより高くなってしまって(笑)。本当にさまざまな提案をしてくださったのでちょっと申し訳なかったです。

という訳で、初めこそ怪しんでいましたが、最終的な感想は満足です。

保険が決まらなかったのは、私のワガママというか…。とにかくFPさんのせいではないため別に気にしていません。新しく得た知識も多いのでこれからじっくり考え、まとまったら再度相談したいと思います。

→保険マンモスの公式サイトはこちら