保険解約の注意点

最後に保険自体を解約する場合の注意点です。支払いが難しくなった場合は前述した通り、保険料の金額を下げる、特約を解除するなどの方法もあります。しかし完全に違う保険に乗り換えたい時、もうどの保険にも入らない、などの場合には解約するしかありません。しかし一度解約してしまえば保険金も契約も元には戻りません。

もし次にまた新しい保険に入りたいと考えているならば、それは本当に今の保険よりも得なのか、自分はその保険に入る資格を全てクリアしているのか等、しっかりチェックしてから解約するようにしましょう。保険証券、印鑑、身分証明書、銀行口座の通帳を揃えたら、いざ解約です。保険会社の担当者に連絡する、または保険会社の窓口に直接出向く、などの方法で生命保険の契約は解除することができます。

ここでよく問題になりがちなのが、解約を阻止する、又は新しい保険を勧めてくるなどの保険会社側の動きです。口コミなどにも、やめると決まった途端態度が悪くなった、返戻金がいつまでたっても支払われない、電話での必要書類の要請などに時間がかかり、さらに一ヶ月分の保険料を取られることになってしまった、というような話が頻繁に問題になっています。保険会社にとっては避けたい状況である解約。嫌な思いをすることも少なくないようです。 ここまで保険の見直し方法を見てきましたが、ある程度の知識を身につけたら後は難しいことはありません。自分や家族の幸せのために少しでも役立つ保険を見つけましょう。