保険は、病気や怪我を治してはくれません。(病気の予防は大切)

日本以上に、治療に莫大なお金のかかるアメリカでは、病気予防の意識が高く、私たちが交通事故や病気に対して保険をかけるように、自分自身の体の為にお金や知恵をアメリカでは使っています。

そりゃそうですよね。1億円の保険に加入してても、手遅れになった病気や怪我を完治させることは難しいのです。

「大きな保険に加入したから安心」ではなく、万が一の備えもできたけど、その保険を使わず、健康に過ごせることが1番幸せなのです。

前向きに考える保険として、何年かに1度、健康祝金として支払われる保険や、定期特約期間終了時に健康祝い金が支払われる商品があります。

最近の保険は、金融機関より毎月自動的に引き落とされる支払い方が多い為、「保険を払ってる」という感覚が少ない現代人も多いかもしれません。

しかし、一定期間保険を使わず、健康で過ごしたことに対する給付金を受け取ると、たとえ自分の支払ってきた保険料の一部とわかっていても、嬉しいものです。

保険会社も同じです。保険契約期間、1度も保険を使われなかったお客様は、とてもいいお客様なのです。

「じゃあ、はじめから貯金しておいた方が金利がついて得だったんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、それは違います。

病気も怪我も予測できません。保険とは、ある意味お金を支払って、「安心」という商品を購入するようなものです。

ですから、もしあなたが「安心」なんていらない。と思われるなら、保険に加入せず、貯金だけすればいいと思います。

しかし、月3万円貯金しても、1年で36万円10年で360万円くらいしか貯まりません。保険の場合、契約が整った日から、万が一の際、即保険金が給付されるのです。しかし、何度も言いますが、保険は、病気や怪我を治してはくれません。あくまでも「安心」を備えてる程度に考えておくことが大切です。

「大きな保険に入ったから、多少、不節制な生活をしても大丈夫さ」とか、「万が一の時は、保険で借金は帳消しさ」とか、保険の本来の意味を穿き違えて、生活している人もいます。

本来の保険の意味は「相互扶助」といって、助け合いの意味があります。少ない掛け金で、不幸にも事故や病気になった人を助けるために生まれた制度です。ですから、あなたの健康を過信することなく、日々からだを大切にすることが、1番大切だということを忘れないで下さい。