あなたが加入している保険証券の簡単な見方

「保険証券をきちんと確認しましょう」というと、「なんか、いっぱい書いてあってわかんない」とか、「私、保険の専門用語しらないしぃ~」とか、言ってはいませんか?

たしかに「主契約?」「特約?」など、専門用語がたくさん書いてあるから、「わかんな~い」って気持ちもわかりますが、あなたの保険です。保険証券を見て、ざっとは把握できるようになっておきましょう。

保険証券の見方がわかるようになれば、親や友達の保険証券も見てあげることができますよ。

では、お話していきますね。

保険は、主契約と呼ばれる部分と、特約と呼ばれる部分からできています。

主契約とは、その保険の主となる保険です。 特約とは、主契約の保険にオプションのようにつける保険のことです。

主契約の「終身保険」の部分をご覧下さい。この終身保険とは、生涯にわたって死亡した時に支払われる保険のことです。

さらに、何歳で払い済になってるか確認しましょう。

一般の保険は、定年時期に合わせて、60歳払済、65歳払済と書かれている場合が多いものです。

たとえば、終身保険300万円、60歳払済終身保険なら、60歳まで保険料を払込ば、60歳以降保険料を払わなくても、死亡した場合、保険金300万円を支払うという保険です。

もちろん、60歳前に死亡した場合でも300万円の、保険金が支払われます。また、解約払戻金の比率が多いのも、この終身保険の部分です。

本来の目的ではありませんが、解約払戻金をできるだけ、たくさんほしい方は、終身保険部分を厚くしておくといいでしょう。

次に特約部分のお話をします。

特約とは三大疾病特約、定期特約、 災害死亡割増特約、家族生活保障特約、入院関係の医療特約、等々の保障部分を指します。

一般的に、子育てやマイホームローン返済中に、あなたが死亡した際、残された家族が困らないように、一定期間、保障されるものが定期保険です。

たとえば、定期3000万円と書いてあり、25歳で契約、35歳満期と書いてあれば、25歳~35歳の間に死亡した際、3000万円が支払われますが、35歳(満35歳の年単位における契約応当日前日)を1日でも過ぎたら、この定期部分の3000万円の保障は無くなるというものです。この定期部分は、ほとんど掛け捨てですので、解約払い戻し金は、あまりありません。

他の、三大疾病特約、定期特約、災害死亡割増特約、家族生活保障特約、入院関係の医療特約なども同様で、保険期間が書かれています。定期保険同様、保険期間が過ぎれば、効力はなくなります。

ほとんどの定期付き保険は、定期が切れる頃(10年単位)自動更新されます。保険会社に保険の見直しや、解約申し立てをしない限り、自動的に同じ保険特約が新契約として継続されます。

しかし、自動更新といっても、10年ごとに、新契約をするようなものですので、自動更新した年齢で、保険料が計算されます。ですから、自動更新の際、月々の保険料が上がるのです。こんな感じで、あなたも保険証券を読み取って確認してみましょう。