保険販売チャンネル(デパート・銀行・通販)

以前は、保険に加入するためには、保険外交員からか、務めている会社からといったように、選択肢は多くありませんでした。

しかし、近年では、「待ち受け型販売」と呼ばれるように、加入したいお客様が、直接、保険販売代理店を訪れ、資料をもらって帰ったり、加入したい保険の相談や、保険の見直しを依頼する人が増えてきました。

テレビCMで、可愛いキャラクターを使って宣伝していたり、高齢でも持病を持ってても加入できる保険があると、「ちょっと見てみたい」という人が背景にあるのも事実です。

また、近年の犯罪などへの恐怖心で、自宅に訪問業者を入れたくない・・・詐欺に合いたくないので、個人販売者(保険外交員)から、加入したくない・・・という人が増えてきているせいかもしれません。

以前は、加入後も親身になって、お客様の所へ定期訪問していた保険外交員も高齢化もしくは、担当がコロコロ変わり、お客様の信用も薄くなってきているのかもしれません。

2007年7月に大手保険会社の来店型ショップが完成しています。

この来店型ショップは、他とスケールが違い、駅側通路に面した壁面は全面ガラス張り、店内には書籍などが並べられ「待ち合わせや読書に使って下さい」と、看板に書いてあったりします。

なぜ、このような販売方法が増えてきたかというと、大手生保の得意な職域営業が、社会状況によって、困難になりつつあるからです。

個人情報保護法などの影響から会社への立ち入りが、禁止されてきていることも、原因のひとつです。

新しい販売ルートとして大手生保にとっても、将来的なことも考えて、来店型ショップを実験的に始めているといったところでしょう。

他にも、ショッピングセンターでショッピング客待ち受け型や、駅改札脇での通りすがり勧誘型などがあります。

ショッピングセンター内に何気に設置してあるパンフレットも、「自宅でゆっくり読もう」と思って、持ち帰る客層も増えています。

TVのCMで関心を持たせ、近場でパンフレットを、見込み客に持ち帰ってもらう。

不安な勧誘されることがないので、お客様の抵抗も少なく、また保険外交員がいらないので、人件費をカットして、「保険に興味のある」人を囲い込めます。

人件費の削減といえば、ネット販売もそうでしょう。

ネット内で各種保険の説明を読み、さらに詳しい詳細を資料請求し、わからない部分は、各々の会社のカスタマイズセンター(ほとんどがフリーダイヤル)で、対応してもらえば、お客様は、保険加入まで、ストレスなくスムーズの行えるというわけです。

現代に適した保険加入の仕方ともいえるでしょう。