あなたの暮らしの中で保険を生かす方法

毎日のようにテレビで流れる保険のCM・・・

ダイレクトメールで届く保険の新商品のパンフレット・・・

通販商品に同封されてくる保険の簡易申込書・・・

「保険って入らなきゃいけないの?」と加入していない人は不安になってしまうくらい保険勧誘が身近で行われるようになりました。

正直、高齢化が進む時代、昔のように「死亡」を重視した保険ではなく、医療保険が注目されているのは事実です。

お客様層を獲得したい保険各社は、より魅力的な商品を提供しようと、特約と呼ばれるさまざまな保障のオプションを用意しています。

それぞれの保険商品は独自の特徴を持つことで、他商品との差別化をはかっています。

たとえば、入院が長期化しがちな生活習慣病の保障を手厚くした保険や、高度な医療を受けたい時に役立つ、高度先進医療に対応する保険や、専門医の紹介や治療方針についてセカンドオピニオンサービスがついている保険・・・などなどさまざまなバリエーションがあります。

最近では「入院」と「手術」の保障だけに絞り込んだ究極のシンプル設計で、他の商品を凌ぐ低コストの保険も登場しました。

このような商品の選択肢が多いゆえのメリットを生かすためにも、公的医療保険でカバーできる医療費も考え、あなたにとって、本当に必要な保険は何かを確認しておく必要があります。

差額ベッド代や先進医療費は全額自己負担なので、必要だと思う人は保障を上乗せしたり、先進医療特約のある保険の備えも大切です。

また、ガンや女性特有の病気が心配と思う人は、それらの保障が厚い保険やそれらの特約を付加できる保険にするなど、月々の保険料を抑えるだけではなくあなたの生活に合った保険を選ぶことが大切です。

但し、健康保険には、一ヶ月の自己負担に上限をもうける「高額療養費制度」があります。仮に高額な費用がかかっても実際負担するのはだいたい8万円強(一般所得者)です。諸経費を含め、入院1日の必要保障は、5千円から1万円程度となります。

必要最低限の保障をおさえておくというスタンスなら、あくまで低コストにこだわった商品を選ぶのもいいでしょう。

あなたが、独身であったり、既婚者であったり、職種にしても事務職であったり、とび職であったり、趣味が危険であったり、安全であったり・・・「これが正しい保険です」というものは、ありません。

また、人は年齢を重ねるにつれ、生活環境も変化していきます。

保険料にしても、余裕で払える人や、食べるのに精一杯で出来るだけ、安く抑えたい人など・・・さまざまだと思います。それぞれの保険、あなたの生活の特性をじっくり検討して、あなたにぴったりの保険を探してみて下さい。